ユニマットグループが企画・運営の温泉施設「シエスパ」爆発事故にいろいろ思う!1ページ目
まず、「シエスパ」爆発事故で亡くなった方の御冥福をお祈りいたします。
死者がひとり増えなければ良いのですが。
通りがかりに負傷した男性が重体に陥った旨、情報が入ってきました。
この事件を通して私自身もいろいろと考えさせられることがあり、
人ごとではないな、などと感じているわけでありますが・・・
それはさておき、大変な事が起こってしまったものです。
私が運営している「温泉旅行・観光ニュース」のサイドバーに
温泉旅行関連のニュースが配信されてくるのですが、
この爆発以来それにまつわるニュースが大量に流れ込み、
右のバーの長さがいつもの倍以上縦に伸びてしまった。
他の関連ニュースが埋もれてしまって爆発事故一色。
それほどの事件がなぜ起きてしまったのか、
直接的な原因は、
おそらく屋外に設置されていなかったガスセパレーターや排気設備からのガス漏れなのでしょうが、
根本は違うところにありますよね。
おそらく閲覧いただいている皆さんの中にもそのように思う方が多いのでは?
この事故を考えていると、ついここ何年かマスコミを賑わしてきたいろいろな事件と頭の中がリンクしてしまう。
なにせ、急激に規模が拡大した会社では何かが起こり、その被害者は重大なダメージを受ける。
その例はいろいろあるがあえて書く必要も無いかな。
多くは業績や成績にこだわりすぎて、
大事な何かを見逃してしまったり、反則行為を行ってしまったり。
そして、そのプロジェクトのプロデューサ的責任者は、
強力な独裁的リーダーシップをもって、自分の理想を押し通そうとする。
たとえいままでその分野で専門的知識の積み重ねを経ていない人でもそのような人が多いような。
当然、豊富な専門知識のあるスタッフがいても、
責任者に気を使って思っている事の半分も発言できず、経験の活かしきれない物ができあがってしまう。
そこにはなにか問題が起こる。
「シエスパ」の場合はどうだろう。
そもそも経営母体の「ユニマットグループ」はオフィスにコーヒーベンダー等を設置して利益をあげる、
オフィスコーヒーサービス事業からスタートした企業で、
温泉施設の企画運営は完全な異業種参入といってもいい。
子会社に「ユニマット不動産」があり、
開発の規模と強引な手法で有名な沖縄開発(主に西表島・宮古島)をかなり前から行っていたが、
温浴施設の企画運営は「シエスパ」の企画が始まる前は行っていない。(・・・と思うのだが)
現在は「シエスパ」と同様な施設の企画・運営や宮古島などでの温泉開発をグループ会社が行っているが、
専門家の常識的な意見がどれだけ取り込まれているのか、
現地の開発に対する反応などから察するに疑問だ。
まあ「シエスパ」に関してだけ想像するに、
グループとしてはほとんど関与していないで、
チョットやらせてみるか(長者番付1位になったことのある一匹狼的経営者で、会長の高橋 洋二氏等が)・・・的な部分があったのかもしれないと思うが。
その異業種参入という状態でスタートした「シエスパ」の企画に中心的存在としてかかわったのが、
現在の運営会社「ユニマットビューティーアンドスパ」の代表取締役社長. 宮田 春美さんだ。
また、テレビ東京の番組「TVチャンピオン」で初代日帰り温泉&スパ女王になった、春山 ゆかりさん(後にシエスパ副支配人)も企画に加わっていたという。
どちらも多くの温浴施設等を研究してきたようだが、
サービス面に対する知識ほど温泉や設備、建築に対する専門的な知識はなかったようだ。
おそらくこの爆発が起こるまで、こんなにも危険なものだと想像もしていなかったに違いない。
事件後、春山 ゆかりさん個人のHPに記された内容からも感じ取れる。
また、温泉開発に実績のあるコンサルティング会社と提携せずに、
自社がそれを行ない企画運営などのコンサルティング業務もこれから行って行こうと考えていたように思われる。
「ユニマットビューティーアンドスパ」の業務内容にも記されている。
設計施工で大手ゼネコンの大成建設に発注しているとはいえ、
温泉の開発からメンテナンスも含めた運営は一連のもので、
いっしゅマニア的知識ではどこかに見落としがでるのは当然。
何事でも経験を積んだ専門家こそ気がつくなにかが隠れているものだと思う。
然るに、知識の乏しい中で企画運営するなら、
専門家の意見をあますところなく聞きだす努力を忘れてはならない。
また心底両者が協力していける雰囲気をつくり出さなければならない。
そんなことがもしかしたら欠けていたのではないか、と想像してしまう。
そもそも個人的な見解としては、このような温泉利用施設の特に企画には、
サービスの専門家と温泉施設建築設計の専門化が同じステージに立つことが好ましい。
実績ある温泉利用施設のコンサルティング会社では、
建築士が企画段階から中心的に案件に関わっている所が多い。
かといって建築士が全権をにぎってしまえば、
ハードだけとっても利用者のニーズに充分応えた物が出来ないであろうから、
どちらも重要でかたよるべきではないと思うのだが。
とにかく建築士というよりも温泉には温泉の専門家だ。
関係法令が未整備でも、温泉利用施設のコンサルティング会社でなくても、
ガスリフトによって湧きあがってくる源泉の持ち主や長年温泉旅館を経営している人など、
ガスの怖さというものを常識的に知識として持っている人がほとんどだと思うのだが。
企画運営の責任者は実際どんな考えで「シエスパ」の企画運営に携わったのか。
亡くなられた方やその御家族はこんなことが起きるなんて全然思っていなかっただろう。
むしろ注目のスポットで仕事が出来る事に充実感をもっていたのではないか。
思うとふびんでならない。
行政も対策を行う動きだが、ぜひ犠牲を無駄にしないよう対応されることを望む。
ところで大成建設さんともあろうところがついていて、どうにかならなかったんですかね!(HPに犠牲者への一言ぐらい載せてもいいと思うんですが)
ユニマットグループさんの体質ですか?
ビルメンのサングーさんも、HPのたいそうな業務内容のわりに全然気がつかなかったんですかね 2ページから4ページ目へ続く・・・
なお上記の内容は筆者が想像で書いている部分を含みます。
訂正の御要望等ありましたら御遠慮なく「メールを送信」からお受けいたします onsentabi
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コメント
興味深い記事でしたので、当方のブログにリンクを付けさせていただきました。
投稿: honda | 2007年6月27日 (水) 07時37分
あ~久々に、感銘する文章を読ませて頂きました、ありがとうございました。
投稿: zoo | 2007年6月24日 (日) 08時56分
JOKERさんコメントありがとうございました。私もそう思います。また追記しますが建築会社にはも少なからず責任がありそうです
投稿: onsentabi | 2007年6月22日 (金) 13時05分
TBありがとうございます
ニュースを見る限り、内装やサービスなど本館には力をいれて利益や収益を上げようと努力はしてたんじゃないかと、有名人の方も会員でいたようですし
ただ安全面や環境など周りに対しての配慮はまったく無かったような気がしますね
投稿: JOKER | 2007年6月21日 (木) 23時56分