阿賀野川に沿って新潟を旅する 新潟県観光協会モニターツアー
阿賀野川に沿って新潟を旅する
新発見満載の新潟県観光協会モニターツアーに参加して
n 阿賀町を流れる阿賀野川な風景
ふだん忙しい生活を送っている私にとって、
阿賀野川沿いの風景は何物にも変え難い、
やすらぎをもたらしてくれるものだった。
特に新潟県と福島県の県境近い、
奥阿賀、阿賀町の風景が、
私の旅の宝箱に大事にしまわれている。
福島県の猪苗代湖に源を持ち、
流域からものすごい量の澄み通った水を集め,
日本海に注ぐ国内有数の流量を持つ阿賀野川が、
その激しい流れを角神ダムに堰き止められ、
一時その水は、ただただ静かなダム湖でゆったりと流れる。
このダムにつながる阿賀野川の情景は、
関東に住み周辺を旅する者の目には、至極新鮮に映る。
岩肌を適度に露出するこの地域の特徴的な山々に、
旬の紅葉がなんとも言えぬ彩の衣をまとわせ、
その裾が急な斜面のまま川淵へと降りて来る。
ダム湖といえば幅の広いものを想像してしまうものだが、
川という表情を保った幅で延々と続くのである。
流れているかいないか分からないほどの、
静かなる流れを含む周囲の情景は、まるで絵画を見ているようで、
川面の白波もせせらぎの音も何もない静かな世界に、
私は暫くの間ボーっとしてしまっていた。。
今回の旅で、その風景を心ゆくまでベストポジションで堪能させてくれたのが、
意外と知られていない「奥阿賀遊覧船」と、
泊めていただいた宿「角神温泉 ホテル角神」。
「阿賀野川ライン船下り」というのは、比較的名も知れポピュラーな存在。
多くの観光バスツアーなどにも繰り入れられている。
味のある名ガイドさんの案内で、
急流の顔を持つ阿賀野川を堪能することができる。
それに対して「奥阿賀遊覧船」は、
奥阿賀の静と美を存分に感じられる。
ダム湖を運行するので揺れる事も無く、船酔いとは無縁。
ゆったりとした畳敷きの船内では、
水面から山頂にいたるまで、
この地独特の風景を、これでもかというほど楽しむ事が出来る。
ほとんど揺れないので、予約すれば宴会もできるらしい。
これからの雪見のシーズン(冬期は要予約)にも、
冷暖房完備の川面を行く屋形船から観る絵画的情景は、
最高の思い出を記憶に残してくれるに違いない。
特に普段せこせこと生活している都会病の面々は、
この極楽を味わえばリラックスすること間違い無しである。
そして「ホテル角神」。
その風景を小高い位置から真近に見れる。
立派過ぎる程リゾートしスキー場も併設した、温泉源泉を複数持つ一軒宿。
本館では広い客室の開放的なガラス窓越しに、
極上のあのゆったりとした絵画的情景が広がる。
自慢の温泉も赤茶色のにごり湯や、自然と一体化できる展望露天風呂。
今人気の貸切露天風呂(20人は入れそう)などバラエティーにとみ、
自分なりの時間を大切に過ごす事が出来る。
過度なサービスはなく、都会の喧騒を忘れたい人には特に薦められる。
阿賀町に滞在中つきっきりで案内をしてくれた、
通称「阿賀町のプリンス」、阿賀町役場 商工観光係の関さんが、
何度となく「ここには田舎しか無いですから・・・」とおっしゃっておられたが、
こんなにステキな風景がある所は全国でもめずらしく、
何にも増してその田舎しか無かった・・・が最高の旅土産だと感じられた。
n 阿賀町ってこんなすごい所だって知らない人が多いんだろうな
阿賀町の人たちって、どうしてこんなにすごいんだろう?
バブル崩壊以来、観光客の減少などで宿泊施設が倒産したり、
特に新潟県は連続した災害による被害に悩まされた。
近年各地の観光地は、誘客につながるアイデアを必死に全国で出し合っている。
そのなかでも、これはすごいと思う。
GW中に開催される「つがわ 狐の嫁入り行列」。
町内には「狐の嫁入り屋敷」という観光施設があり、
その様子などを通年見る事が出来る。
阿賀町のHPにはあまり詳しい情報が載っていないので、
そのものすごさを知る人は少ないかもしれないが、
ここを訪れると本当に楽しい映像を見せてもらえる。
HPにダイジェスト版の動画か静止画でも掲載すれば・・・
と思うのだが、コレを見ると大爆笑まちがいなしである。
外国版「世界まるみえテレビ」が取材に来るかもしれない。
なんと「つがわ 狐の嫁入り行列」当日は、
町のほとんどの人が、狐に模したメイクを顔にしている。
それも、お巡りさん、高速道路の料金収受員、消防士、
子供たち、そこいら辺のおじさん・・・
年頃のお嬢さん方まで、だれもかれもである。
こんなことやろうったって、
これだけの人たちが協力するなんてことは、そうそう出来る事ではない。
私など、ちょっと恥ずかしくて辞退してしまうかもしれない。
なにせ、町中が狐さんのメーキャップだらけなのだそうだからものすごいものがある。
そして全国より公募したカップルの中から、
地元の人たちによるオーディションに通った1組が、1日かけて、結婚の儀式を行う。
盛大な「狐の嫁入り行列」をはじめとした、
一連のストーリーが町中で展開され多くの人たちに祝福される。
ものすごい町民パワーだ。
そんな土地の人達だから、旅の中での出会いがとても楽しかった。
阿賀町では体験ツアーなども実施しているようなので、
ぜひこの町の人たちとのふれあいをより多くの方に楽しんでもらえたらと思う。
n 極楽温泉の巨大ショッピングモール「にいがた」 村杉温泉のスゴイ!
新潟県は極楽温泉の宝庫だった。県内ほとんどの地区で楽しめる温泉入浴。
その施設は、大型、新しい、施設充実など、快適に過ごせるものが多い。
ワンコイン(500円程度)で入館できる施設が多いのもうれしい。
温泉通にも人気の「かのせ 赤湯」など、
300円で源泉そのままの赤いにごり湯に浸かることが出来る。
泉質もさまざまで、自噴泉の割合が多いのが県内温泉の特徴。
温泉好きの、ある大学教授が著書の中で、
自噴泉は温泉のパワーが強い、などと書いているのを読んだ事があるが、
まさにそれを感じる温泉に今回連れて行っていただいた。
新潟駅から1時間程度で訪れることの出来る、
「五頭温泉郷」の「村杉温泉」がそれだ。
テレビ番組で公衆露天風呂を造ったことで御存知の方も多いかもしれないが、
この温泉のパワーが日本有数のものだということは、
今回訪れるまで知らないでいた。
日本三大ラジウム泉に入っているというのだ。
東北で有名なラジウム泉である玉川温泉の、200倍以上のラドンを含むらしく、
腫瘍が無くなったという体験談もあるほど。
その源泉の自噴(自然湧出)している傍らで、
ラジウムを感じながら足湯に浸かれる施設があり、
そして共同湯あり、外湯の露天風呂あり、
至れり尽くせりの温泉ゾーンだ。
今回泊めていただいたお宿の「長生館」でも、
その温泉を存分に楽しむ事ができた。
そのうえ、館内いたるところに生けられた生花や、
旬の地の物を目にも楽しく盛り付けた美味しいお料理。
ライトアップが鮮やかな紅葉の大庭園など、
心体共に癒される旅を提供してくれた。
さすがに「プロが選んだ日本のホテル旅館100選」
に入選したお宿だと・・・
再訪を心に決めて翌朝宿をあとにした。
n 魅力の玉手箱「にいがた」を伝えるのは大仕事だ!
この超ありがたいモニターツアー(何から何まで全部タダ)に参加させていただいて、
ただ唯一の苦しみが参加条件のこの感想文。
原稿用紙2枚程度の感想文が宿題となったのだが、
とてもじゃないがこんなものでは書ききれない。
とにかく新潟は奥が深い。
今まで書いたのは2泊3日滞在した内のごく一部分。
往路に乗った人気者の「SLばんえつ物語号」、
新潟ならでは、地元でもなかなか手に入らないという、幻の日本酒との感動的な出会い。
山の幸、川の幸、海の幸と、
どれをとってもあなどれない味の数々。
「にいがた」の魅力はつきない。
旅の中で出会うどれをとってもレベルの高い、
そんな物たちのなかから自分のお気に入りを見つける楽しさ。
今後の新しい発見とともに、自分のブログへ綴っていこうと思う。
n 最後に
いつも車で旅することが常の私だが、
今回は列車で埼玉を出発することとなった。
普段かなり遠いと思っていた阿賀野川に沿った地域が、
意外と手近に行けるものだということに気づいた。
往路に利用した新潟までの夜行列車、
「ムーンライト越後」や、夜行バスなら料金も片道5000円程度。
復路に利用した新幹線なら、大宮→新潟間の所要時間およそ1時間40分。
普段から大型連休などは伊豆などの交通渋滞を嫌って、
道の空いている新潟方面に足を向けることが多かったが、
かなり久しぶりの列車の旅は、新鮮なものだった。
また、夜行列車を降りた新潟駅には、
首都圏の駅ならいくらでも落ちているタバコの吸殻が一本も見当たらなかった。
旅の中でいくども感じていたのだが、
こんな所にもこの土地に住む人たちの人柄を感じることができた。
そんな人たちとの出会いを楽しみに、
また近いうちに「にいがた」を訪ねてみようと思う。
新発見盛りだくさんの旅をプレゼントしていただいて、
本当にありがとうございました。
埼玉県から参加 野田 宏
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